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『マイ・インターン』は紳士の心遣いとそのすべての言葉に人生を学べる【ネタバレ感想】

こんにちは、さいちゃん(@saichans_b)です。

先日フォロワーさんに『マイ・インターン』を観たことがないと言ったら、「早く観ろよこのふぬけが!」と怒られてしまい、「ふぬけってひどすぎだろ…」と半泣きになりながらTSUTAYAで借りてきました。

前々からオススメされていて評価が高い作品だったので期待してワクワクしながら観たのですが、とてもよかった。2020年初映画が『マイ・インターン』というのは最高の滑り出しな気がしました。

 

まずひとつ声を大にして言いたいことは、主演のアン・ハサウェイが死ぬほどかわいい。

左:ロバート・デ・ニーロ 右:アン・ハサウェイ

 

とにかくむちゃくちゃかわいいです。この映画で彼女が最初に出てくるのが電話で客からのクレーム対応をしているシーンなのですが、もうかわいすぎてクレームが全然頭に入りませんし、なんならクレームしてる客の神経を疑います

そんな彼女の異次元のかわいさだけでも120分観る価値は十分すぎるくらいあるんですけど、本作はたくさんの観るべきポイントが詰まった映画なので、一言でいわせてもらえば「神」です。今すぐレンタルショップに行って借りてきてください。

というわけでそんな映画の感想を書いていきます。

 

あらすじ

ジュールス(アン・ハサウェイ)は、家庭を持ちながら200人以上の社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEO。女性なら誰しもが憧れる華やかな世界に身を置く彼女。
仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵に描いたような人生を送っているかに見えたが…彼女には人生最大の試練が待っていた。そんな悩める彼女のアシスタントにやってきたのは、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上の“シニア”インターンのベン。
人生経験豊富なベンは、彼女に“最高の助言”をアドバイスする。次第に心を通わせていく2人だが、彼の言葉に救われたジュールスには予期せぬ人生の変化が訪れるのだった。

 

予告

映画『マイ・インターン』予告編(120秒)【HD】2015年10月10日公開

 

ちなみに予告の冒頭に出てくる『プラダを着た悪魔』は観てないのですが、観たくなりました。というよりアン・ハサウェイが出てる作品ぜんぶ観たい勢いで好きになりました(インターステラーは観てます)。

 

で、これまでアン・ハサウェイアン・ハサウェイ書いてきましたけど、もう一人の主演ロバート・デ・ニーロがまた最高なんです。

70歳のインターンという形でジュールス(アン・ハサウェイ)の会社に入るベン(ロバート・デ・ニーロ)なんですが、その仕草、言動、言葉、気遣い、心遣い、表情、すべてがグッときます。こんなにかっこいい大人になりたい、と心から思います。そうかこれが本物の紳士か。そう思うんです。

 

以下、本作の好きなところを語っていきます。※ネタバレも含みます。映画を観てからの方が楽しめます。

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ベンの立ち振る舞いが最高すぎる

本作は70歳のインターンであるベンと、凄腕の女若社長ジュールスの2人が心を通わせていき、最終的に最高の親友になるストーリーです。

ジュールスはシニアインターンという形で高齢者を雇うことを最初は嫌がっていましたし、入ったばかりのベンに特に仕事を与えませんでした。(ジュールスは寝る間もないほど忙しく、インターンに構ってもいられないこともあったのですが)

 

ですがベンは、同僚に自分のできるアドバイスを積極的に行ったり、人生の先輩として恋のアドバイスをしたり、ジュールスがずっと気になっていたゴミのように積み重なったデスクを朝早く出勤して片付けたり、とにかく周囲との付き合い方がうまいんですよね。

70歳でインターンになって、しかも今まで働いていた業界とはぜんぜん違う会社に入ったら、普通は萎縮してしまうかプライドが邪魔して周りに溶け込めないかのどっちかになると思うんですよ。でもベンの働き方はとても参考になります。

堂々としていて、上品で、理知的で、ユーモアがあって、視野が広く、細かいことに気がつき、相手に嫌味なく的確なアドバイスを送る。滅茶苦茶に紳士なんですよ、カジュアルな会社にスーツの方が楽といって考えがブレないところとか、「ハンカチは自分で使う為じゃなく貸すためにあるんだ」と言ったりとか。

 

ちなみに本作で名言だらけのベンが言ったセリフでダントツに好きなのは「音楽家の引退は自分の中に音楽が消えた時 私の中にはまだ音楽があります」です。

インターンの応募「youtubeで自己PRをアップする」というもので言われたセリフです。痺れます。

 

互いに尊敬しあう関係が良い

ベンはジュールスが家でひとりで始めたビジネスをわずか一年半で従業員220人を雇う会社にしたその手腕や、倉庫で丁寧に服の梱包を愛を持って教えているところを見て、触発されていきます。

逆にジュールスは40歳離れているベンとは最初は合わないと思っていたんですが、ベンの人柄に触れていくにつれ心を許し、頼りにしていくようになります。

ジュールスが母親の悪口を書いたメールを誤送信で母親に送ってしまい、ベンが若者三人を引き連れて家までメール削除のため侵入した事件は笑いましたね。内容的にはすごいくだらないんですけど、このコメディ感が最高です。そしてこの事件でまたベンとジュールスの心の距離は縮まります。

 

その後もベンを見つけるたびに心底嬉しそうな顔をするジュールスの変化が見て取れて、信頼しあうようになった関係が微笑ましくほっこりします。

 

過ちを認めること、それを許すこと

この見出しで印象に残った二つのシーンがあります。

一つ目は、ジュールスがベンを異動させてしまい、すぐに謝ったこと。

運転手としてジュールスを家まで送り迎えするようになったベンは、夫や娘とも触れ合うようになりプライベートに立ち入るようになります。それが嫌だったジュールスはとっさにベンを異動させる指示を出すのですが、すぐにベンの人柄の良さに気づき、過ちを認めます。

ベンは突然の、しかもジュールスとはうまくいっていると思っていたのに異動させられてショックで驚きますが、ジュールスの素直な謝罪をすぐ受け入れ許します。

 

二つ目は、ジュールスの夫が浮気を告白し、ジュールスがそれを咎めず許したこと。

これはもうクライマックスなんですが、自分を見失っていたと謝る夫が突然ジュールスの会社を訪れて、外部からCEOを迎えないで自分の好きなように生きてほしいとするシーン。その中で自身の浮気を告白し、それが終わったことを告げます(実際はジュールスが気づいていたことを先に言うのですが)。

最終的にジュールスの気持ちに寄り添った夫の行動から、きっと2人はこれから大丈夫だと思わせてくれます。

 

最後にその結果をベンに伝えにいったジュールスがかわいかった。ベンが夫の浮気を見て直接的に咎めず「彼女(ジュールス)の重圧は計り知れない」「とにかく彼女に幸せになってほしい、頑張った人だ」と彼女を応援したいと願う気持ちが夫に過ちを気づかせましたから、この結果はベンの言葉のおかげでもあります。ジュールスはベンに人生を救われていますね。

 

恋も仕事も簡単に手放してはいけない

一晩考えてCEOを外部から招くことを断る決断をしたジョールスは、最後の一押しが欲しくてベンの元を訪れます。その時のベンの言葉が最高なんです。

「簡単な話だ。会社には君が、君には会社が必要だ」

「長く生きたってたいていの人は君ほどすばらしいものを生み出せない」

「自分の夢を夫の浮気のせいで諦めるのか?ナンセンスだ」

「君が作り上げた宝物を他の誰かに渡して欲しくない」

「これが聞きたくてきたんだろ?」

 

もう全部が大正解。全部が欲しかったセリフ。しかもジョールスが来たことでその件を察知して先に言うんです。

「これが聞きたくてきたんだろ?」って男でもキュンとするレベル。欲しい答えを的確にくれて、後押ししてくれる。自分のことを信頼してくれて、そして自分も心から信頼している。歳の離れた最高の親友。2人の関係性が好きです。

 

笑えてとても面白く、それでいてたくさんのことを学べてほっこりするこの映画に出会えて良かった。何度でも見たいと思える作品です。

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