ドラマ

ドラマ『100万円の女たち』を今さらNetflixで観たら面白くて一気見した【ネタバレ感想】

僕はRADWIMPSが大好きなわけです。その天才的な歌詞・生み出される素晴らしい楽曲に虜になって早10年以上経つわけです。ラッドは本当に最高だと思います。純粋に音楽のファンです。だから正直、野田洋次郎さんが俳優業しているのは未だに微妙な気持ちでいます。音楽に集中してくれー!なんて勝手に思ってます。

でも映画『トイレのピエタ』はとても良かった。思いの外良かった。野田洋次郎さん、演技うまいやん。と思った。主題歌の『ピクニック』も映画とマッチしていて最高だった。

 

そして今回、いつか観なければ観なければという思いはあったものの、なんとなく敬遠していた『100万円の女たち』、ようやく、観ました。結果タイトルにもしているように、面白くて一気見しました。いやー…、ほんと面白かった。

いや、最初はね、今回は主題歌もラッドがするわけじゃないし、こんな美人たちに囲まれてお芝居なんておいしすぎるくない?? 音楽家がそれいいの?? なんてひねくれた感情が多大にあったんですけど、そしてそれはドラマを観ながらもむしろ高まっていったんですけど、それを差し置いて面白かった。一話25分だからサクサク進むんですよね。観やすいし展開も早く気づけば終わっている。

 

ポイントをいくつかピックアップして、感想を述べていこうと思います。ネタバレも含むので未視聴の方は気をつけて。

野田洋次郎主演ドラマ『100万円の女たち』全話独占配信中!

 

設定が中二男子が考えた妄想じゃないかってレベルの最高さ

とにかく設定がえぐい。永遠の中二病を患っている僕がいつの間にか考えたやつでは? 思うレベルなんです。

だって、突然知らない美人が五人やってきて、毎月100万円の家賃を払って一緒に暮らす。しかも一人は家の中で全裸。

 

声を大にして言いたい。

 

最高か。

 

マジで最高。この家に住めるならむしろこっちが100万円払う。それをむしろ一人ずつもらう、つまり五人の美人と一緒に暮らしながら毎月500万円入ってくるっていうわけわかんない状態。何度でもいうけど最高。

この家には女たちへの質問は禁止とか、女たちの部屋に入ってはいけないとか、夕食は必ず全員で一緒に食べるとか、女たちへの食事とかの世話は道間慎(野田洋次郎)がするとかルールがいくつかあるんだけど、まぁそんなことはどうでもいい。絶対これは中二男子が考えた妄想ですよ。男はみんなそんな夢を一度ならず一億回くらい見るものです。

 

とにかく女たちが全員最高

美人は五人。もうネタバレで書くけども。

白川 美波(しらかわ みなみ)演:福島リラ

30歳。家では全裸。 マジで普通に全裸。編集者とか記者とか外から人が来てもお構いなく全裸。服とか窮屈らしい。ドラマではちょうどおっぱいとか大事な部分は映らないようにうまいことやってるのがにくい。

その正体は超高級コールガール倶楽部の社長。裏社会の闇にいる。トップアイドル役でAV女優の小島みなみが出てくるんですが、1,000万払えばそのトップアイドルとセックスできる。金額もだけど、もうわけわからない。アイドルや女優とセックスしたいって夢を金があれば叶えてくれる。でも金持ってるトップアイドルがわざわざ体売ってまでそんなリスキーすぎる商売します??ってツッコミたくはなる。

 

でもこの美波の強さが頼りになるんです。口は悪いけど実は人一倍優しい。

女たちは過去なんらかのトラウマのような事情を抱えているんだけど、美波は実の父親に何度も犯されていたという過去を持つ。そのせいで他の男と一度も経験がなく、キスも実は慎とが初めてだった。

 

最後は招待状の送り主を突き止めながらも死を悟ってむしろ堂々と焼死する。もうね、かっこよすぎた。泣けた。明らかに死ぬフラグ立ってるんですよ。みんなでディナーするっつってんのに「主役は遅れてくるものなのよ」とか言って最初から行くつもりないし、その時初めて笑ったし。「お幸せに(笑)」って犯人の伝言見せられて椅子にくくりつけられて家ごと焼かれて死んでいく。

くそ!何が「お幸せに(笑)」だっつーの!! 死ぬ間際の人間にはらわた煮えくりかえるようなもの見せやがって、犯人は性格クソ最悪です。地獄にいけ。

 

しかしそれにしてもこの福島リラさんの圧倒的目力と存在感、半端ない。小松菜奈みたいなエキゾチック感もあって好きでした。

 

塚本 ひとみ(つかもと ひとみ)演:松井玲奈

26歳。

明らかに慎のことが好きで、鈍すぎる慎にいちいち嫉妬しているのが超かわいい。みどりに迫られていたときとか部屋の外で密かに話聞いてて翌日まで機嫌悪かった。ちなみにこの時なぜか生理で機嫌悪いものと判断した慎にそっとドヤ顔で「これ良かったら」と生理痛の薬を渡されるんですが、その時の「最低!!」って言ってたの超良かった。

 

その正体は、亡き人気作家の一人娘。今でも父親の本はかなり売れているらしく、その印税で暮らしていけるので働く必要がない。父親の人脈を使って慎を「第50回最優秀文学賞」に推薦し、そのおかげで慎は賞を受賞する。元々は慎のデビュー作からのファンで、慎の命を守りたいという想いで家に住み始めただけに、この陰で支えた感がすごかった。

 

最終的に想いは成就して慎と二人で暮らし始めるから、良かったね。五人の中で唯一幸せになった人。松井玲奈、正直ぜんぜん知らなかったけど演技もかわいさも最高だったから思わずツイッターフォローしました。

 

小林 佑希(こばやし ゆき)演:我妻三輪子

24歳。

口数が少なく、みどりの相談に親身に乗っているあたり一見優しそうだが、「思慮の浅い人は嫌い」「バカと話すのは苦手」など辛辣な言葉を吐いており実はかなり気が強い。

 

その正体は裏社会を牛耳る高齢フィクサーの妻。そしてこいつこそが招待状の送り主であり、菜々果と美波の殺害を支持した犯人。犯人は編集者の桜井さんかこいつのどっちかと踏んでたけど、こいつだった。

しかもこの謎生活を始めた目的の理由は慎の本を読んで「死を極端に恐れていることがありありと感じた。この売れない作家を殺意ある売れる作家にするのは面白いゲームだと思った」という超絶サイコパスっぷりである。

まぁね、『あなたの番です』とかでも思ったけど、理由が結局こういうサイコパスみたいなのだとちょっと残念ではありますが。

 

でもこいつ(かなりムカついているのでさっきからこいつと言ってます)のただの思いつきで慎は有名になったのも事実だし、悔しいしムカつくけどこいつがいなかったら慎は才能がありながら埋もれたままだったかもしれない。

でもやっぱり菜々果と美波を葬ったのはマジで許せん。地獄に落ちろ。

と思ったらみどりによって殺されました。皮肉なものです。しかしなぜ美波はこいつに敵わないと察して死を覚悟したんだろうか。ゆくゆく報復で消されることはわかっていたとしても、最後まで戦ってほしかったぜ…。

 

鈴村 みどり(すずむら みどり)演:武田玲奈

17歳。女子高生。

女子高生がなんで大金持ってんだよって謎は、宝くじで10億当たったからというわりと拍子抜けの設定でした。

 

小さい頃親に捨てられて施設で育ち、そこを出てからも同じ施設だった神田というクソみたいな男にずっとたかられてしまう。その後神田は無残にも美波によって車で轢かれる。が、みどりの優しさ(あるいは情け)によって命は奪われずなぜかその後美波の部下の砂子の部下になる。まぁ神田に関しては、正直どうでもいいです。

 

みどりはやっぱり、いきなり下着姿になって慎に「18歳になったらセックスしてくれますか?」って迫っていたのが最高でした。完全に男の妄想の世界ですよこれは。慎、ずるすぎるマジで。部屋出たあとヨシってガッツポーズしてんじゃねえよマジで。

 

最後、美波の名前で児童施設に1千万寄付してたけど、本名のままでは足がつくからだろうか。報復の残党に襲われる可能性あるからね。美波の名前でもそうだと思うけど、あるいは美波の遺産をもらったお金だからだろうか。

 

開 菜々果(ひらき ななか)演:新木優子

20歳。ひたすらにかわいい。

新木優子を好きにならざるを得ないくらいかわいい。

その正体は知らない人はいないほどの世界的な女優。が、家ではそんな素振りを見せずバカっぽくしている。

でも本当は頭が良く、感が鋭く、したたかで、芯が強かった。花木ゆずとの対談では俺様感全開の花木をかわしながら名前を出さず慎のことを私のだーいすきな作家といってたの最高だったし、「僕の言ってることわかりますか?」「ぜんぜんわからないです(にっこり)」のラストは爽快。

プライベートで飲んだときの、思い上がってる花木に「あんたが好きなのは自分が書いた小説だけだろ」「表現の世界をなめるな」と言い切っていたのには震えた。

 

改めて慎が羨ましすぎる。世界が羨む女優と一緒にお風呂入ってましたからね。どんなボーナスステージだよ。

菜々果は慎が相当好きだったんだろうな。じゃないと慎が注目を浴びている中で路上キスしてまで話題作りしないし、何よりほんとに好きじゃないとキスしないタイプに見える。最後の夜に「今度またデートしよっか」と慎に話していたときの幸せそうな顔がヤバくて、そしてあのスローモーションが死亡フラグ強すぎて切なかった。

くっ…改めて佑希は地獄に堕ちろ…。

 

ところで慎の家になぜあの五人の女が集まったのか

佑希が気まぐれでゲームを考えなければ女たちが集まることはなかったわけですが、ところでなぜあの5人だったのか。佑希はなぜあの四人を集めたのか。

美波、ひとみ、菜々果、みどりの共通点

思いつくのはとりあえず以下の二つ。

1.身寄りがいない

2.お金に困っていない

まず、4人とももう家族がいないんですね。1人じゃないと男の家に住むなんてフットワーク軽いことできません。

で、毎月100万円を払うルールですから、相当なお金を持っていないと無理です。そもそもなぜ100万円払うルールにしたのかは謎すぎますが。

 

その他、絶対とはいえませんが。

3.慎のファンだった

ひとみは勿論ファンでしたが、菜々果も全部読んでいましたし、みどりも読んでいました。美波は「あんなクソ小説誰が読むのよ」とよく言っていたので、”あんなクソ小説”と言えるということは、読んでいるということ。口ではああ言いながらも、実はファンだったのかもしれない。

 

全く知らない男の家に100万払って住むなんて意味不明な招待状(しかも命を落とす可能性がある)、普通は無視するか警察に相談ですからね。作家道間慎のファンだったからこそ、四人は集まったのかもしれません。

 

また、佑希が四人に目をつけた理由としてですが、

4.慎を売れる作家にするために使えるか

目的の一つは慎を売れる作家に変えることだから、何かしら慎に有利に働く材料が必要です。

ひとみ→父親の人脈

菜々果→世界的女優の影響力

美波→裏の世界として厄介ごとを排除できる

みどり→女子高生と同居してるってスキャンダル的な?

 

…。美波とみどりは苦しいものがあるな

佑希としては身近で慎の変化を楽しむために同居の人数は増やしたかったのでしょうね。疑いの目を向けられないためにも。

そもそも招待状も「あなたの力が必要だ」としながらも慎の生い立ちや女たちの経歴を載せて調べ尽くしている時点で完全に脅しです。もはや脅迫みたいなもんです。だから招待とは言いつつも、話に乗らないと危ないという思いも働いたのかもしれません。

 

最後に野田洋次郎さんがおいしすぎる件について

それにしても中村倫也が出ていたのは知らなかったので驚きました。中村倫也を差し置いて主演ですからね。

中村倫也が演じた花木ゆずは、理論ガー理論ガーと言ってましたが、小説自体はポエムみたいという意味不明さでしたね。ああいう自己肯定感最強なところは、クリエイティブをする上で大事な要素かもしれない。

 

でも女たちが愛したのは道間慎だった。野田洋次郎さんはとことん慎の謙虚さ、ある意味とてつもない”普通さ”を演じたわけですが、あんなわけわかんない状態でも普通でいられる慎は、魅力的だったんだろうなとも思います。菜々果という世界的女優を知らないなんて、逆に私のこと知らないの!?って菜々果も新鮮だったでしょうね。

 

あーそれにしても、本当にあの五人と生活するなんて夢みたいだ。野田洋次郎さん、俳優業、たしかにこの作品なら受けるわ。おいしすぎるわ。

 

▼ツイッターやってます。