こんにちは、さいちゃん(@saichans_b)です。
先日バンプのおすすめの人気曲を独断で20曲紹介したんですけど(こちらの記事)、当然20曲では足りなく、もっともっと紹介したいあまりにまた書きました。というわけで「おすすめの名曲20選」いきますついてきてください。
BUMP OF CHICKEN おすすめの名曲20選
①くだらない唄
1stアルバム『FLAME VEIN』収録。
イントロの美しさが異常。藤くんのかすれ声が今にとっては珍しい。
「今夜中にこの景色(おか)を 僕の右手と絵の具で閉じ込める」の”景色を閉じ込める”という表現が好きです。バンプの歌詞は終盤で全てがひっくり返る様な絶望的展開がよくありますが、これはそのもはや原点的曲かもしれません。
②とっておきの唄
1stアルバム『FLAME VEIN』収録。
くだらない唄が悲しい曲になってしまうのに対し、とっておきの唄はまさに幸福の曲。
ちょっとずつアルバムを重くしよう
何でもない日も記念日にしよう
どんなにめくっても終わりがないかわりに
続きがある二人のアルバム
素敵すぎるからバンプ好きカップルはぜひ結婚式に流してほしい。
③バイバイサンキュー
カップリングアルバム『present from you』収録。3枚目シングル『天体観測』カップリング曲。
進学でも就職でも当てはまるんですけど、地元を離れる時の寂しさや不安の気持ちをぜんぶ表現してくれてる曲。出発前夜、期待と不安の入り混じって、大丈夫だって自分に言い聞かせる感情も。
④ホリデイ
カップリングアルバム『present from you』収録。4枚目シングル『スノースマイル』カップリング曲。
眠気まなこに夢と現実をなんとなくそのまんま歌詞にしたような休日の気だるさ感がいい。「失敗しない後悔しない人生がいいな」なんて冒頭で夢を歌いつつ、「失敗しない雨も降らない人生なんてない」と後半でちゃんと現実を見てるところがいい。でも最後に「あと二度寝返りしたら試しに起きてみよう」「あと三度寝返りしたら今度こそ起きてやろう」ってホリデイ感がいい。
⑤ベストピクチャー
2ndアルバム『THE LIVING DEAD』収録。
絵描きの物語で、宝物の”筆”と会話する。安いアパートで、空腹も忘れて(忘れるように)絵を描いている。孤独な苦しみ、そして芽が出るかもわからない不透明感、「好きなことで生きていく」ことの困難さと残酷さ、そういった不安や焦り。曲を聴くほどその生活が見えてくるような気がします。
⑥Stage of the ground
3rdアルバム『jupiter』収録。
超人生応援歌。もはや全詞引用したいくらい全部好き。
迷いながら 間違いながら
歩いていくその姿が 正しいんだ
君が立つ地面は ホラ
360度全て道なんだ Stage of the ground
人生間違ってばかりだけど、そうやってさ迷いながら現在、未来に繋がっていくんだなと思います。この曲と次のメロディーフラッグが入ってる『jupiter』は本当名盤なんですよね…。もう20年近く前のアルバムなのに、色褪せない力強さ。
⑦メロディーフラッグ
3rdアルバム『jupiter』収録。
バンプの中で一番好きな曲を聴かれたら実際は超迷うんですけど、これ!って決めて答えてます、それがメロディーフラッグ。迷った時、頑張りたい時、苦しい時、この曲聴いて支えられてました。大好きな曲。
変わる景色に迷う時 微かな音が確かに響く
消える景色のその中に 消せない旗がある
ここで今 君の手を
掴む為のメロディーフラッグ
遠い約束の歌 深く刺した旗
この曲を聴くと絶対「よし頑張ろう」ってなるからすごい。
⑧ダンデライオン
3rdアルバム『jupiter』収録。
ライオン(Lion)とタンポポ(Dandelion)の物語。この曲は一時期狂った様に聴いてましたね。サバンナでは百獣の王として強さを誇るライオンは孤独を抱えて、ある日橋の向こうで出会ったタンポポに救われていくんです。最後は悲しいけれどほっこりする春のような暖かさが広がります。
⑨embrace
4thアルバム『ユグドラシル』収録。
embraceは抱き合うとか、抱きしめるって意味なんですけど、「どんな言葉も役に立たない」相手がいる時に、「腕の中へおいで 隠した痛みの その傷口に 触れてみるよ」と歌う曲。素敵か。
この眼が視力を失くしても
僕は君を見るだろう
体中の細胞 フル動員で
君を見るだろう
藤くん抱いて!!!!っていう女子殺到しますよこれほんとダメですよもう。
⑩fire sign
4thアルバム『ユグドラシル』収録。
『リズムがよすぎて聴いてたら自然と体を振っちゃうソング』ことfire sign。
「微かでも 見えなくても 命の火が揺れてる 風を知って 雨と出会って 僕を信じて燃えてる」のサビ部分は無限に歌いたいレベル。ナーーナ、ナラナラナナナーラ、ナーーーナ、ナラナラナナァと歌う間奏も最高、ライブも楽しいです。
⑪プラネタリウム
5thアルバム『orbital period』収録。10枚目シングル。
閃いてからは速かった手作りこのブログ。間違えた。プラネタリウムの話。この曲めっちゃいいんです。
よしプラネタリウム作ろうって閃いてから「天井も壁も無くなって 代わりに宇宙を敷き詰めて 窓は一度も開けないままで 全てを手に入れた」って四畳半の部屋を宇宙にしちゃうんです。そして星に「僕しか知らない恥ずかしい名前」をつけてさ。ロマンチックで聴いてるこっちが恥ずかしいけどとても好きです。
⑫真っ赤な空を見ただろうか
カップリングアルバム『present from you』収録。12枚目シングル『涙のふるさと』カップリング曲。
どう考えたってシングル級の曲なので「こ、これでカップリングだと…」と震えます。本当に名言が詰まってるんです。
「言葉ばかり必死になって やっと幾つか覚えたのに ただ一度の微笑みが あんなに上手に喋るとは」
「夕焼け空 きれいだと思う 心をどうか殺さないで そんな心 馬鹿正直に 話すことを馬鹿にしないで」
全部好きですけどこの二節は特に好きです。最高。
⑬花の名
5thアルバム『orbital period』収録。13枚目シングル。
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌。心の奥底まで浸透してくるバラード曲。
あなたが花なら 沢山のそれらと
変わりないのかもしれない
そこからひとつを 選んだ僕だけに
歌える唄がある
目を閉じて聴いてみてください、沁みるから。
⑭三ツ星カルテット
6thアルバム『COSMONAUT』収録。
タイトルもイントロも、アルバム『COSMONAUT』という宇宙がこれから始まるんだという軽やかなワクワク感があります。
僕らはずっと呼び合って
音符という記号になった
出会った事忘れたら
何回だって出会えばいい
⑮66号線
6thアルバム『COSMONAUT』収録。
一見恋人に向けた歌ですが、プロデューサーに向けた曲のようです。
こいつにはなんにも敵わないなって
笑いながらさ 実は結構 傷つくんだぜ
才能があると言われる人たちは、裏で実はかなり努力しているし、たくさん苦悩もしているだと思います。本当に認められたいのは才能よりもその努力かもしれないなと思いました。
⑯angel fall
6thアルバム『COSMONAUT』収録。
「消えない勇気を受け取ったよ 臆病なあなたから確かに」心に沁みる優しい入り方と優しい音楽に、全身が包まれてく。「言葉より声を 声より唄を 唄から心を 心の言葉を」。藤くんの言葉は心に響いてくるんですよね、心の言葉を見つけてくれる。
あなたに声を 声より唄を
唄から心を 心にあなたを
めちゃくちゃこれです、BUMP OF CHICKEN。
⑰beautiful glider
6thアルバム『COSMONAUT』収録。
優しい曲揃いのCOSMONAUTにおいて、一番綺麗で繊細。一度聴くとずっとリピートしてしまう曲ってあると思うんですけど、僕にとってはbeautiful gliderがそうです。バンプで好きな曲ベスト5に入ります。
いつだってそうやって頑張って
考えて探してきたじゃないか
疑ったって手掴んで 大切に
信じるしかなかったグライダー
雨雲の中 夜明け前
誰だって明日を迎えるのが怖かったり、夜にどうしようもない不安に襲われたりする経験ってあると思うんですよ。そんな自分とグライダーを重ねて聴くと、一歩前に進める気がします。いつだってそうやって頑張って考えて探してきたんだから。そういう風に胸張って言えるくらい頑張りたいとも思います。
⑱トーチ
7thアルバム『RAY』収録。
失恋した時に聴くとやたら刺さるし、片思いの時に聴くと行動しなきゃ!って思う曲、トーチ。トーチは松明(たいまつ)、明かりの意味だと思いますけど、君にとって自分がそういう存在になりたいって表れなのかなって。
伝えたかった思いは時間をかけて
言葉になったけど もう言えないから
動かなきゃきっと君に会えない
会いたい 会いたい
特にこの歌詞が琴線に触れたんですよね、ここが刺さりすぎて何度でも聴いてます。
⑲コロニー
8thアルバム『Butterflies』収録。24枚目シングル。
映画『寄生獣 完結編』主題歌。「どこだろう 今痛んだのは 手を当ててから 解らなくなる」と冒頭から響く藤くんの歌声、弾き語りがよく通る声だなと思います改めて。そして歌詞がいくらなんでも多彩すぎる。どこまでも優しく、どこまでも豊かな表現力が羨ましいとこの曲聴いて思いました(今まで5億回くらい思ってる)。
聴こえた自分の音は 正体を当然知っていて
響いたら正しい矢になって戻ってきた
⑳アンサー
9thアルバム『aurora arc』収録。7th配信限定シングル。
アニメ『3月のライオン』オープニングテーマで、PVもそのアニメーションになってます。好きな歌詞抜粋していいですかしますね。
心臓が動いている事の 吸って吐いてが続く事の
心がずっと熱い事の 確かな理由が
砂漠の粒のひとつだろうと
消えていく雨のひとつだろうと
貰った 名も知らない花のように
今目の前にあるから
はい好き。確かな理由がアールアーア!って歌うところすごく好きです。
というわけで20曲でした。この人気曲と名曲をなんとなくで分けるシリーズはラッドに引き続き二回目でございます。いいんですなんとなくでも。またこういうの書きたい。
▼ツイッターやってます。
僕のフォロワーにBUMP OF CHICKENファンがどれだけいるかわからないけど、ユグドラシルを久々に聴いてみたら胸にくるものがあるから聴いてみてほしい。懐かしすぎるし名盤すぎて泣ける。同じドアをくぐれたらもスノースマイルも車輪の唄もロストマンもぜんぶ最高。ライブいきたい。ライブいきたい。
— さいちゃん (@saichans_b) October 9, 2019