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『愛の不時着』ネタバレ感想 全人類が観るべき愛の物語

さいちゃん(@saichans_b)です。

最高のドラマに出会った。今まで韓国ドラマにまったく興味がなく、『冬のソナタ』さえ見たことがない僕がNetflixで人気上位を取り続けている『愛の不時着』を何の気なしに見始め、その後取り憑かれたようにどハマりしてしまった記録をここに残したい。喜怒哀楽、その感情全てが『愛の不時着』を見ることによって全速力で駆け抜けていった。今まで韓国ドラマを見てこなかった人生を悔いている。だからここに愛を語ろうと思う。『愛の不時着』への愛を全力で語ろうと思う。見たことない人はこれを読んでぜひ見てほしい気持ちになってほしいし、見た人は一緒に愛を語り合いたい。

 

しかし、僕もすぐにハマったわけではない。正直一話を見終わった時はユン・セリの足の速さと強運に驚愕したくらいだ。「面白いと話題だけど、そこまででもなさそうだな…感」があった。しかし二話目から怒涛のように面白くなっていく。一話目を見終わった時の「そこまででもなさそうだな…感」を乗り越えて二話目を見始めた人間は、そこで初めて「め、めちゃくちゃおもしろいぞこれ…」という感情に出会う。そこから最終話である16話まで一気に駆け抜けることになる。

以下、盛大にネタバレする。

 

韓国の財閥令嬢であるユン・セリがパラグライダー中に竜巻に飲み込まれ、国境を超えて北朝鮮に不時着する。そしてそこで北朝鮮の特殊部隊の中隊長リ・ジョンヒョクに出会い、いつしか互いを思い合い恋に落ちていくというラブストーリーだ。本来出会うはずのない二人が恋に落ちていくのはロミオとジュリエットばりに王道である。だが、『愛の不時着』にはどハマりする。その理由を含めて語っていきたい。

 

ユン・セリの強さと優しさと美しさに惹かれまくる

もう正直に言うが、ユン・セリ(演:ソン・イェジン)綺麗だけどちょっと歳いってるかな…?というのが第一印象(殴ってくれ)。あんまり好みじゃないかな、うーん、どうしよう見続けようか迷うな…なんて思ったあの時の自分の首を絞めてやりたいユン・セリ超かわいいユン・セリと結婚したい。ソン・イェジンのインスタ毎秒見てます。

 

ユン・セリは韓国の財閥「クイーンズ・グループ」の令嬢であり、自身が代表を務めるファッション大手「セリズ・チョイス社」も上場を果たし、株価はうなぎ登り。その経営の才覚が父親からも認められ、二人の兄を差し置いてクイーンズ・グループの後継者として指名される。まさに絶頂、でもセリはさらに高く登るという。自分でウェアを試着し、耐久実験のパラグライダーを行う。そこで最悪の不運が起こる。竜巻に巻き込まれるのだ。しかしこれが最悪でなく、結果的に人生最高の事故となることになる。

 

目覚めたところはまさかの北朝鮮。韓国からのスパイとされ、撃ち殺される可能性すら高いまであるも、発見したのが第5中隊長であり総政治局長の息子リ・ジョンヒョク。このリ・ジョンヒョクがすごい。権力を持つ家柄、大勢に囲まれても常にひとりで勝ってしまう格闘の強さ、顔天才と騒がれるほどのイケメン、さらに全細胞が優しさでできておりセリが遭遇するかつてないほどの最悪の状況もすべて彼に守られることになる。

 

セリはすごい。北朝鮮に不時着し、混乱はすれど泣くことはなく、地雷だらけの森をためらうことなく縦横無尽に走り回り、鍛えられた(あるいは怠惰だらけの)第5中隊の監視の目をかいくぐり、発泡されても死なず、追跡にも追いつかれない異常なまでの強運と足の速さを見せつけてくれるのだ。もう第一話は「セリの足の速さと強運」をタイトルにしてもいい

 

そして誰も助けのない絶体絶命といってもいい状況の中で優しさの神リ・ジョンヒョクの家の前で再会し、以降彼の家に匿われることになる。そして第5中隊の面々も「私が捕まったらあなたたちも困ることになるんでしょう?」とかなり強気な態度と天性の口のうまさで彼らをなんだかんだ懐柔する。結果的にだんだん彼らもセリに惹かれていく。

完璧すぎるリ・ジョンヒョクに心を撃ち抜かれる

「デパートの顔天才」ことリ・ジョンヒョク。185cmの高身長で太平洋のように肩幅が広く、武芸が達者で格闘が強く、ピアノのセンスに満ち、「神がオールインした男」と言われるほどの突出した才能を併せ持つ最強のヒーロー。体を張って愛する人を守り、部下を守り、道端のおばあちゃんも助ける最強のヒーロー。「理想の彼氏」「理想の上司」「模範的な国民」を総なめにする最強のヒーロー。彼の真面目さと強さ、そしてちょっとしたところで出るあどけなさに男までもがメロメロになる。

 

ラスト感想:二人の導く運命は

最終話まで一気見したところで盛大な『愛の不時着』ロスに陥ることは誰も逃れられないのだが、僕ももちろんその一人だ。

最終話、北緯38度線はセリとジョンヒョクの二人を無情にも離れ離れにした。危篤から意識を取り戻してまだ体調もままならないセリが周りを気にせずジョンヒョクにかけより、「もう会えないの? 二度と? 一生? どうしよう、会いたくてたまらなくなったら」と号泣するシーンは何度見ても泣いてしまう。

 

ジョンヒョクがセリにエーデルワイスを送り、「その花が咲く国で会おう」というメッセージを残していたのが感動的だ。ジョンヒョクは第三話で「植物栽培には興味も才能もない」と言い放っていたのが、ちゃんと勉強したのか水やりや日光の当て方までセリに教えるまで成長している(ちなみにネットゲームの世界では”トマト栽培者”と名乗っているなのがかわいい)。

 

エーデルワイスはスイスの国花であり、北朝鮮はスイスと国交を結んでいるのでそこで会える可能性が一番高いと判断したのだろうし、実際に二人は過去になんどもスイスで出会っていた。だから運命は彼らを導いてくれるはずだ。

 

そして見事二人はスイスで再会する。二人が出会った時と同じように、パラグライダーが不時着したところでジョンヒョクがセリを待っていた。それから二人は一年に二週間だけスイスで出会う。「遠距離恋愛」という形で収束させた。

 

で、結果ハッピーエンドだから良かったけれど、欲をいえば二人はやはり結婚してほしかった。

ジョンヒョクが語っていた夢を、そのまま実現できることを心から祈ってた。このままソウルで結婚して、セリに似た子供がほしいって。セリは娘がいいといって、ジョンヒョクは双子がいいといって、そしてまたピアノがしたいとお酒を飲みながら幸せ語り合う二人の夢が叶えばそれはどれだけ素敵なんだろうと思ったから。

 

でも美しいスイスの景色に包まれて、ラストの二人はとても幸せそうでした。たとえ一年のうち二週間しか会えないにしても、一年のうち二週間は会えるのだから、それはそれでいいのかもしれない。

 

北と南の国境は重たくて、深い歴史がある。簡単に超えられる線ではない。同じ半島の隣国なのにその距離はとてつもなく遠い。でもいつか、自由に行き来できるようになれば、会いたい人がいるときに、会いにいける距離になっていればいいと思った。

 

このドラマのすごいところはストーリーの秀逸さや登場人物たちのパワフルな演技はもちろんだが、南北の問題、あるいは北朝鮮の現状や歴史も考えさせられるものだった。

本当にもうこれ以上のドラマはないんじゃないかと思うレベルで大好きでした。

 

さて、まだまだ登場人物たちにも触れたいのでたくさん書いていく。

全てを懸けてセリを守るジョンヒョクの伝説をまとめる

ジョンヒョクは最初は見ず知らずの女性だったセリを命を懸けて守るようになる。そもそも韓国からパラグライダーで不時着した得体の知れない謎の女を家に匿うという時点でもう立場が危ない。

本来なら保衛部に引き渡して尋問させなければならないのだが、何をされるかわからないしセリの命の保証もないため、セリを守ることを決めたのだ。その姿がかっこよすぎるから見てほしい。数々の彼の伝説をちょっとまとめてみる。

 

宿泊検閲

セリがひとりでジョンヒョクの家にいるとき、宿泊検閲によって絶対絶命の危機を平壌から車をぶっ飛ばしてギリギリのところで助ける。婚約者という「絶対嘘やん」とバレバレの嘘を大真面目な顔で言い放ち、それを突き通してしまう。

さらに11課という秘密スパイ組織(?)の一因であるという。その後セリもまんざらではない顔で婚約者の演技をするところがウケる。

 

船渡し大作戦

ジョンヒョクは韓国に帰りたいセリのために、「保身」なんて言葉は彼の辞書にはないかのごとく全てを懸けて手助けする。真夜中に船で韓国に送ろうとする策であり、これはバレたらタダですまない命がけの行為のため多額のお金がかかるのだが、総政治局長の息子である彼は金にはまったく不自由していないため躊躇いなく支払う。

 

そして不運にも海上で見つかってしまった時、「僕だけを見て」といい、まさかの突然セリの唇にキスをする。これには視聴者唖然である。もはや爆笑する。なぜそこでキスなのだと。そして見つけたはいいものの男女のキスシーンを見て一旦退く役人も役人である。童貞かお前。このなぜそこでキス???と混乱に陥った視聴者の謎を解きほぐすべく説明されるのが、「これは真夜中のデートです」という無理ありすぎの言い訳である。

 

デッキに隠れて触れ合うスリルもいいですよね、みたいなことで乗り切ってしまう。なにそれ。それでいいのか北朝鮮。でもそれで乗り切れるからキスの力は結果偉大であった。

セリ一号を救う愛のパラグライダー

迷惑をかけたくないと、来た時と同じようにパラグライダーでひとり帰還を試みるセリだが、山頂で韓国に向けて発信した「こちらセリ一号。聞こえた人は一言でも返信を」という交信を保衛部にキャッチされ、またもや絶体絶命の危機に陥る。

そこにまたもや現れたジョンヒョクが保衛部が駆けつけるギリギリのところでセリと抱き合ってパラグライダーで山から降りるという「ドラマかよ」展開を見せてくれるのである。さすがドラマである。

 

単車で装甲車に撃ち勝つヒーロー見参

ジョンヒョクは父親に頼み、セリを国際陸上大会の選手団に入れるという荒技を繰り出す。その飛行機でヨーロッパに行けるので、そこから韓国に帰るという作戦だ。しかしチョ・チョルガンに作戦がバレてしまい、空港への一本道でセリは命を狙われる。改造された装甲車に挟まれ、幾度目の絶体絶命の危機に陥った状況に現れたのが、単車で脇道から現れたヒーロー。

 

バイクを運転しながら狙撃で装甲車のタイヤを狙い、さらに敵からの射撃と応戦する。「いや危なすぎやろ」とハラハラする展開で固唾を呑んで見守るが、バランスを崩しバイクごと倒れてしまう。その間に前から迫る装甲車に、セリは体が硬直して逃げれない。

 

やばい、おわた、そう思った瞬間に先ほど倒れたヒーローが再び現れる!ヘルメットを脱ぎ捨てており、その顔が露わになる。

そう、もちろんリ・ジョンヒョク! ヒーローはこの男しかいない!

バイクを乗り捨てて装甲車にぶつけ動きを止め、発泡し炎上させたのだ。かっこよすぎやろ…と息を飲むが、かろうじて生きていた敵はセリに向けて発泡する、その刹那、ジョンヒョクは身を呈して彼女を守り、銃弾を受けて気絶する。ここがやばい。このシーンはやばい。命がけでセリを守ったのだ。

 

「約束したんだ。見えてる間は、守ってやると」と彼は言ったから。

 

惚れてまうやろ。

 

ク・スンジュンの隠れ家へ

ジョンヒョクを追って保衛部が病院へきて、さらにそこに婚約者のソ・ダンや総政治局長の父親もやってくる。状況が混沌と化す最中、セリはク・スンジュンの隠れ家へ。

 

スンジュンからプロポーズを受け婚姻届を出してパスポートを作成して帰国を試みる流れになる。しかし突然消えたセリを探し、ジョンヒョクは山の中のスンジュンの隠れ家を突き止める。まだ撃たれた傷も余裕で癒えない中、護衛たちを倒し、セリを再会する。

 

「君が待ってると思ったから」と。もうやめてくれ。これ以上俺たちを惚れさせてどうする。セリはもうこれ以上迷惑をかけられないとあえてジョンヒョクに本心ではない辛い言葉を投げかけるが、猛吹雪の中ひとり帰っていくジョンヒョクが心配で結局追っかけて抱き合うシーンは涙。

 

ジョンヒョクの父にさらわれる

セリは突然何者かにさらわれる。連れて行かれたのは総政治局長であるジョンヒョクの父の家だった。セリはどういう神経をしてるのかさらった相手であるジョンヒョクの父に「ソ・ダンさんの父親ですよね、人を睨みつける目つきがそっくりです。人一倍 勘が鋭いのでよくわかるんです」と見当はずれを自信満々で言いのけ、さらに「私の帰国を手伝ってください、恩返しは十分にします」とどういう神経してるのかさらった相手の懐柔を図るのだ。

 

どんな状況でもその口のうまさで優位に立とうとするのがセリの強さ。しかし、ジョンヒョクの父は頑固親父を絵に描いたような人間なので、そう簡単にはいかず、連れて行かれてしまう。翌日、ジョンヒョクが到着し、父親に言い放つシーンはマジで泣けるのでここだけでも100回は見たい。

 

「彼女を守れないと 僕の人生は地獄になります」

 

このセリフは『愛の不時着』でも指折りの名セリフだろう。ここまでが北朝鮮編なのだが、ほぼ毎話毎話セリは危機に陥る。ジョンヒョクがいなかったら何度死んでいたかわからない。

 

守られてばかりではない!セリだって命がけで守る

しかし、セリも守られてばかりではない。命がけでジョンヒョクを守り返すのだ。まとめてみた。

 

撃たれたジョンヒョクを病院へ

セリを守ってジョンヒョクが撃たれ命が危うい状況の中、飛行機の出発が迫っていたがジョンヒョクを救うためいち早く病院に連れていくセリ。飛ばして病院へ向かうも道路は工事中で塞がれている。迂回すると遠くなる。そんな暇はない。ならばどうするか。正解は「私が大好きな映画はね、『マッドマックス 怒りのデスロード』と言って工事中のバリケードをなぎ倒して突き進むです。

 

ちなみに『マッドマックス』は観たいと思ってた映画だったのでセリが大好きというなら僕も早く観ます(追記:観ました。最高にぶっ飛んでました)。

 

病院につくも輸血のための血液が足りず調達しなければならなかったけれど、セリとジョンヒョクは運命という絆で結ばれているためもちろん血液型も同じです。無事助かりました。

「私も一度くらい あなたを守ってあげたかった」という言葉に胸を打たれキスするシーンは激アツ。

 

セリズ・チョイス駐車場で迫るチョの影から

無尽蔵の悪事ネットワークにより、警備会社の社長のコネを使ってセリズチョイスの警備員として働くチョの手がセリに忍び寄る。セリの車の中で待ち伏せするのだが、車の中に隠れているとか尋常ではないキモさである。怖すぎる。そしてそれに気づいて逃げるセリはナイスすぎる。

 

ジョンヒョクは駐車場に駆けつけるも、チョの姿が見えず、しかしこちらは見られているという圧倒的不利な状況で今にも撃たれそうなところをセリが間一髪で照明を落として難を逃れた。

 

ジョンヒョクをかばって銃弾を受けるセリ

北朝鮮で銃弾からセリを守ったジョンヒョクのように、今度は韓国でセリがジョンヒョクを守る。ジョンヒョクを狙うチョとの間に車で割って入り、銃弾を受けてしまう。全員がもう助からないかのような絶望の表情をするが、「いや…主人公ここで死なんやろ…」というのが根底にあるのでちゃんと病院で助かりました。よかった。

 

セリはここからもう一度危篤に陥るんだが、まったくハラハラさせてくれるよ。死ぬ死ぬ詐欺とわかってはいてもハラハラするんだからこっちは。いやもう完全に脚本の手のひらで転がされてるのわかってるけれども。

 

セリとジョンヒョクの運命が運命すぎる件について

まず、セリが竜巻に巻き込まれて北朝鮮に不時着したのを見つけたのがジョンヒョクというのがいきなり運命すぎるのだが、その後ジョンヒョクの家の前で再会するのも運命すぎるし、そして二人はこうして知り合う前に実は出会っていたのがマジで運命すぎる。

 

セリが全てに絶望し美しい場所で自らの命を断つためスイスに行った場所で、ダンとほぼ仕方なくデートしているジョンヒョクは橋の上でセリに写真を頼んでいる。セリは「彼女には惜しい」とジョンヒョクがかっこいいことを漏らしているし、その言葉ものちに聞こえていたことが判明する。なんならジョンヒョクはセリの写真を撮っていたことも判明する(ダンいわく「すべてはこの時から始まっていたのね」)。

 

また、スイゼルトヴァルト(雪景色の綺麗な湖)で、ジョンヒョクは兄ムヒョクのために作った曲を演奏した。偶然その場にいたセリはその美しい曲に心を動かされ、生きる活力をもらったのだ。つまりセリは相手がジョンヒョクと知らない間からジョンヒョクに助けられたいた。その7年後にパラグライダーが竜巻にあって不時着することで二人は出会うのだから、もう運命が運命すぎているとしかいえない。

 

並行して突き進むもう一つのラブストーリーが切なすぎる

ユン・セリとリ・ジョンヒョクのラブストーリーが進む中で、実はいつの間にか進行していたもう一つの恋の物語がある。ク・スンジュンとソ・ダンだ。こちらの方がロスが大きいと言う人も少なくない。最後はそれほど衝撃を与えてくれた二人だ。

ク・スンジュン(演:キム・ジョンヒョン)

ク・スンジュン

第一話から詐欺師として登場し、時効まで身を隠すため韓国から北朝鮮に逃げ、「お前本当に詐欺師か?」と疑うレベルで意外と交渉に弱く、セリとジョンヒョクの恋路を邪魔し、「なんなんだこの胡散臭い奴は」という最悪な印象だったのが、ドラマを見終わる頃には「めちゃくちゃいい奴だった…」と真反対の印象になる魔法にかかる。

 

要所要所でセリもジョンヒョクも彼に助けられていた。セリを韓国に逃す車を運転してくれたし、セリにプロポーズした指輪は巡り巡って質屋でジョンヒョクの兄ムヒョクの時計と交換され、それによってチョルガンは逮捕された。一見頼りなさそうではあるが、相手を思いやり適切な言葉をかけられる優しさと頭の良さ、そして実はかなりいい体をしている。腹筋はバキバキに割れていて筋肉がすごい。

 

ダンとはジョンヒョクとの結婚がうまくいかないことの苛立ちや不安に適切なアドバイスをしながら親身に相談に乗り、次第に彼女の強さと繊細な内面に惹かれていく。そして「ラーメン事件」で完全にダンに心を持っていかれる。

 

「韓国ではラーメンは社会的に与えられた意味があるから、男から誘われたらきっぱりと断るんだ」というスンジュンに対して、「どうして断るの? 私はいいのに」と目を見て意味深なことをいうダン。これが「え?もしかして今の俺のこと?俺のこといいっていってるの??マジで????」と、完全に心を持っていかれる。

 

それ以降スンジュンはダンのことしか考えなくなった。ダンはジョンヒョクには心向かれなかったが、実は恋愛上級者なのかもしれない。

 

最後はダンを救うためかなりの射撃の腕前と勇気を見せるが、撃たれてしまい死亡する。死の間際、最後のダンとの会話が「あの時のラーメンは俺のことだったの?」だったことから、最後にそれが自分だったとダンからはっきり言ってもらえてよかった。

 

でもこの文章を書きながら僕は泣きたくなってきている。スンジュン…なんで死んだんだよ…、生きていてくれよ…ダンを一人にするんじゃねえようう…。でも、飛行機のチケットを破り捨ててダンを命がけで守った最後は、マジでかっこよかった。マジでかっこよかったぞ…。

ソ・ダン(役:ソ・ジヘ)

ソ・ダン

めちゃくちゃ美人なのと気の強さが最高であるソ・ダン。見た目からしてずっと20代だと思っていたのでジョンヒョクと中学で一緒だったというのは無理があるだろう…なんて思っていたが、この人を演じるソ・ダヘが35歳だと知って腰が抜けた。35歳に見えなすぎる若すぎるかわいすぎる。結婚している友人3人組と食事するときも、「いや周りおばちゃんだらけやん…同級生の設定はキツすぎるだろ…」と思っていたけどダンの美貌と見た目の若さが突出していただけだった。

 

あと酒に弱くて飲んだら超だらしなくなるのもかわいい。スンジュンがダンの好きなところをあげていたのが秀逸すぎるほど的確だった。

 

「節度のある頑固さ」「あふれる貴族的な気品」「自信に満ちた態度と優雅さ」「その全てが理由です」と全てがダンのためにあるかのような言葉だった。

 

彼女はジョンヒョクの婚約者だったが、恋仲にはならず二人が結ばれることはなかった。ダンは学生の頃からジョンヒョクに憧れていたが、ジョンヒョクは彼女に一ミリたりとも興味を惹かれることはなかった。だが、失恋中の彼女に前に現れたのがク・スンジュンだ。ダンは高嶺の花すぎるだろうと思っていたが、回を重ねてスンジュンの株が上がりにつれだんだんお似合いのカップルにしか見えなくなってくる。

 

「相手に泣かされたら、倍返しにしてやるのが真の復讐だわ」という彼女のセリフ、好きでした。一人でも強く生きれる彼女だけど、いつか幸せになってほしいと願う。

 

チョ・チョルガンがどこまでも悪役

チョ・チョルガン(演:オ・マンソク)

ク・スンジュンやピョ・チス、ヨンエなど、最初は印象がよくなくても回を重ねるごとに好印象になっていくのが愛の不時着のキャラクターの魅力でもあるのだが、唯一最初から最後まで最悪の悪役だったのがチョだ。路上生活者で両親も兄弟もいない、なのにどうやって少佐までのし上がったのか謎極まりないチョ。

 

「俺が欲しいのはカネなんかじゃない。欲しいものを買ってるだけだ。例えば 殺したいと思うやつをいつどこでも消せる力をな」

 

と、恐ろしいことを簡単に言い放つチョ。権力によって使える人間は容赦なく使い、相手にとって一番弱い部分を攻撃し逆らえなくする(マンボクも家族を理由に脅され、友人であるムヒョクの殺害に加担させられた)。自分に不利であるとした相手は誰であろうとためらいなく殺す残忍で狡猾な野心家だ。

 

最後は韓国の警察に撃たれ死亡したが、死ぬ間際に放った言葉によってジョンヒョクの心を追い詰めた。というのが、ムヒョクが死亡したときなぜ父親は真相を追求しなかったのかということ。「とことん掘り下げたらそこにお前の父親がいるからだ。同じ理由でお前の父親はお前がここで死ぬことを望んでいる」

 

たしかに、ジョンヒョクが前哨地で真相を追求していたのに対し父親が動かなかったのは不思議に思っていた。総政治局長の地位であればムヒョクの死の真相を解明できたはずなのだが、ここはうやむやのままだ。しかし、父親はジョンヒョクの帰りを待ちわびていたし、最後は軍事部長に殺されそうなところを駆けつけて救った。

 

それにムヒョクがまとめたチョの悪事報告を裁判にあげたのも父だ。だから結局はチョがジョンヒョクの心を惑わすために放った言葉だったと思われる。それを死に際に言い放つところはチョのおそるべき執念と言える。

 

愛すべき第5中隊の四人組がもはや脇役の次元じゃない

ピョ・チス(演:ヤン・ギョンウォン)

頭から花の香りのピョ・チス。彼なくしてこのドラマは成り立たない。顔芸の天才であり、ことある毎にセリにふっかかり、憎まれ口を叩きまくる。嫌味に関しては天下一の語彙力を誇る。

 

そしてセリに目を細めて睨まれるのがお決まりであり、それに関しては羨ましさしかない。次はセリに何を言うかが楽しみで仕方なく、チスとセリの会話だけを見ていたいとさえ思う。酒には目がなく、勤務中であれ飲酒をはばからず、ひとたび酔えばざるのように情報漏洩しまくる。

 

しかし思いのほか格闘が強く、漆黒のコートを身に纏えばかっこよく見えてしまうから不思議だ。そして実は部下思いで愛の塊なのが最高。最終話でジョンヒョクの後任で中隊長に出世した。村の奥様方からはジョンヒョクと天と地の差の冷遇を受けること間違いなし。でもなんだかんだいいやつだからがんばってほしいし、たぶん大丈夫だと思う。

キム・ジュモク(ユ・スビン)

韓流ラブ賞のジュモク。勤務中に韓国ドラマ『天国の階段』を見ていたため、ダッシュで逃亡するセリを見逃すヤバめの失態を犯す。「愛する人たちは再会できる どんなに遠く離れても 最後には戻ってくる」というセリフに感動していたが、この言葉はセリとジョンヒョクの結末を暗示していた。

『天国の階段』の主演女優のジウとセリは仲良しだったため、セリの頼みで一緒に食事できたシーンは心が温まる。涙ながらに喜ぶジュモクがかわいい。

クム・ウンドン(演:タン・ジュンサン)

ウンドン

「親切賞」のウンドン。家族のためにがんばるウンドン。第一話で母からの手紙で感傷に浸っていたためすぐ後ろを駆け抜けるセリにも気づかない失態を犯す。健気で素直な心の持ち主だが、芯はしっかりしておりチョに暴力的な取り調べを受けた際も「僕が最後ですよね? それでもなんの情報も?」と上司であるジョンヒョクを売らない正義を見せてくれる。

 

あとネトゲーが超強い。ネトゲーに関しては完璧超人ジョンヒョクさえも圧倒する。

パク・グァンボム(演:リー・シンヤング)

「人類の宝賞」ことイケメンのグァンボム。クールで口数が少ないが、頼りになりセリの護送では機転のきいた運転で危機を突破した(あのシーンではジョンヒョクがヒーローだったが、彼の運転がなければ危なかった)。また、ジョンヒョクが打たれたあともセリに空港に行くようなんども説得するなど、使命感が強い。ジョンヒョクのことを尊敬しており、いつも「ところで、中隊長はどうしたんでしょうか」と気にしている。

 

韓国編にてイケメンゆえやたら業界人にスカウトされセリの捜索を阻まれる。乱闘シーンではキレのある格闘を見せ、いっそう女性ファンを魅了した。

 

さて、他にも村の奥様方についてとかダンのパワフルなお母さんはパラサイトの主人公家族の妻役だった話とかまだまだ語りつくせないけど長くなるのでこの辺でやめときます。一万文字超えましたけど長々と最後まで読んでいただきありがとうございました。

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