こんにちは、さいちゃん(@saichans_b)です。
カップリング曲ってどうしてもシングルの影に隠れてるから聴き逃しがちなんですよね。でもたとえば好きなアーティストのCD買って、「あれ? カップリングのほうが好きかも?」って経験ないですか? 僕はあります。そしてこのあいみょんも数々の名曲がカップリングに潜んでいるんです。「こ、こんな曲があったなんて…」と驚愕するくらい。そんな時はみんなあんまり知らない曲を知っているという気持ち良さみたいなのもあるんですけど、でもそれ勿体無いなって。みんなに知ってほしいなって。だから紹介します。7曲選びました。ぜひ聴いてみてください。
あいみょん おすすめのカップリング曲7選
強がりました
インディーズデビューシングル『貴方解剖純愛歌〜死ね〜』カップリング曲。インディーズ1stミニアルバム『tamago』にも収録されています。
「二人は完璧なはずだった 幸せに頷いた夜もあった」でも、「いつからか互いの間にできた壁」そうやって「あたしを捨てたあなたは馬鹿で あなたを諦めたわたしはアホ」と嘆く。主人公はひたむきにあなたともう一度会いたい、もう一度どうか恋をさせてほしいという想いをひたすらに吐露する。
「もう後悔してないけど」なんてのはただの強がり。その強がりをすべて認めて、最後は嘆くように叫ぶように、ただ願うのは「なにもなかったように現れてほしい」ということ。胸が引き裂かれるような失恋ソングです。
君がいない夜を超えられやしない
メジャー1stシングル『生きていたんだよな』カップリング曲。
切ないメロディーと『君がいない夜を超えられやしない』という言葉から恋人を失った悲しみを歌った曲かと思って号泣を覚悟するものの、よくよく歌詞を聴いてみると真逆。君のことが好きすぎて君と一緒にいることが幸せすぎて君と離れたくなさすぎて「もう君がいない夜なんか無理、君がいない夜を過ごすことは本当不可能」とのろけにのろけているハッピーソング。
MIO
メジャー2ndシングル『愛を伝えたいだとか』カップリング曲。
こんな名曲がカップリングに潜んでいるから怖い。だからほんとこの記事で『MIO』という曲を知れた人がいるなら嬉しいし、たくさん聴いてほしい。あいみょんが15歳の頃にミオという友人を思って作った曲だそうです。
自分ばっかり辛い思いをして、不安で、孤独で、ほんとはこの辛さもわけあって嬉しさも一緒に味わっていきたいのにね。「自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて辛いだけよ 辛いだけなの それでも『でも』の言葉がつきまとうなら自分の意思を貫いて」という、この『でも』の表現が好きです。辛いだけだとわかっているけど、それでも『でも』と思うなら、その気持ちを貫いてほしいという思いが響きます。
青春と青春と青春
メジャー3rdシングル『君はロックを聴かない』カップリング曲。
あいみょんの代表曲『マリーゴールド』もそうだけど、彼女は夏の情景が浮かぶ曲がうますぎる。「砂浜」「夏風」「カレーライス」「夏期講習」「スイミングスクール」「ノースリーブ」「扇風機の音」 散りばめられた夏のキーワードがすべて青春に彩られていく。
ひとりのあどけない男子高校生が素直に全力で片思いしてる姿が目に浮かぶ。まさに『青春と青春と青春』を謳歌してるんだ、弾けんばかりのまばゆさで。
わかってない
メジャー4thシングル『満月の夜なら』カップリング曲。
あなたの「理想」を演じ続けてる自分、あなたが好きなのは本当の私じゃないよ、あなたは何もわかってない、何もぜんぶわかってない。と、歌う曲なんですけど、それでも好きだから離れられないのかな。本当の自分を出せないで一緒にいることって長くは続かないと思うよな。いつも思うけどあいみょんの初期の頃の曲は苦しい恋愛をする主人公が多いですね、自身や友人の経験や過去を投影させているのかな。でもこういう苦しい曲が思いのほか響いて好きだったりするんですよね。
メジャー1stアルバム『青春のエキサイトメント』収録の『マトリョーシカ』と少し似ている。ただマトリョーシカは「いい子のふりしたマトリョーシカ 2つ目の顔見せましょうか」とちょっと本当の自分を出そうとしてる節がありますけど。
猫
メジャー6thシングル『今夜このまま』カップリング曲。
これはあいみょんがDISH//に提供した楽曲なんですが、シングル『今夜このまま』にカップリングであいみょんのライブ音源「猫(2018.10.7 Live at 上野恩賜公園野外ステージ)」が収録されています。
君がいなくなった日々も このどうしようもない気だるさも
心と体が喧嘩して 頼りない僕は寝転んで
猫になったんだよな君は いつかフラっと現れてくれ
何気ない毎日を君色に染めておくれよ
僕が手放してしまった君。君がいない日々がどんなに退屈か、どんなにさみしいか。猫のようにふらっと、もう猫にでもなって現れてくれよって切なく歌うのがとてつもなくエモーショナル。
葵
メジャー9thシングル『空の青さを知る人よ』カップリング曲。映画『空の青さを知る人よ』エンディングソング。
魂に響かせるあいみょんの綺麗な歌声と優しさと誰にも真似できない表現力が凝縮されている大好きな名曲『葵』。「この大空の青さを心のオアシスにして泳いで 潜り込んでまた帰っておいで」「この大空の青さを瞳のパレットに潜らせて 包み込んで涙さえも味方に」のサビが特に好きで、空の青さを心のオアシスに、瞳のパレットに、って例えるその感性に惚れ惚れします。
以上、7曲でした。どれも好きですけど僕はやっぱり『猫』が一番かな。でもその時々の心境や気持ちで刺さる曲は違うから、時には『君のいない夜を超えられやしない』だったり『葵』だったりするわけです。皆さんにとって、あいみょんの素敵な曲が見つかっていれば幸いです。
▼ツイッターやってます。
「ぜんぜん好きじゃなかった、ホラー映画とキャラメル味のキス」で始まるあいみょんの歌聴いてて、「わかる。ホラー映画おれも苦手。でもキャラメル味のキスは別によくない!?あいみょん甘いの苦手??オレンジとか酸味ある系が好み!?そっちかぁ〜わかる!」ってひとり言で返してる僕ですおはよう。
— さいちゃん (@saichans_b) November 24, 2019